ヨンパチ。(その11)


 それはまだ彼らが「ヨンパチ」という通称でひとまとめにされるより以前、彼らがようやく成人した頃のことである。
 奥村兄弟が揃って悪魔として覚醒し、青い炎を受け渡しながら戦う姿はすでに日本支部のなかでも有名な光景となりつつあった。実力はある、悪魔といえど人間として生きてきたため性格も悪くはない。そして少年から青年、大人の男に成長した双子の兄弟はかなりの器量を有していた。
 兄のほうは日本人の平均身長ほどではあるが、細身で色白。艶やかな黒髪に、真っ青なつり目は猫を思わせて愛嬌がある。八重歯を覗かせてにかっと笑う、子どものような笑顔が可愛らしく母性本能をくすぐられる、と騒いでいる女性たちもいるくらいだ。少々頭のできは悪いようだが、明るく素直な性格にほだされる人物も多いと聞く。
 対して弟は日本人離れした長身に厚みのある身体を持つが、穏和そうな顔の作りをしているため一見そうとは分からない。メガネの奥にある瞳は柔らかな碧をしており、目尻を下げて笑う顔は穏やかで包容力のある大人の男を思わせる。頭脳明晰で冷静沈着、将来有望で性格も優しいと、まだ二十歳という若さでありながら日本支部内で結婚したい祓魔師ナンバーワンの座をかっさらっていた。
 とどのつまり、悪魔であるという点を差し引いたとしても、奥村兄弟は女性たちの目を惹く存在であるということだ。双子の弟のほうは学生時代からモテてはいたが、今は兄もその魅力を開花させており、こっそりとファンが増えていたらしい。しかし見た目や性格や祓魔の腕が良くても、彼らは悪魔だ。しかも青焔魔の落胤であり、彼らを忌避する空気は以前からずっと日本支部内に蔓延している。そのため、どれほど惹かれようとも周囲の視線をかいくぐって声をかけるような猛者はひとりとしていなかった。(そのせいで双子の兄のほうは己にファンがついていることを知らないままであり、モテる弟への僻みややっかみを未だに口にしている。)
 加え、双子の兄弟は仲良く仲が悪い。仲が良いのか悪いのかどっちだよ、と思われるかもしれないが、これに関しては仲が良くて仲が悪いのだ、としか言いようがなかった。言い換えれば、その間に入れる存在がない、という意味でもある。(最近では双子の喧嘩を止めようと割って入るものがいるとかいないだとか、そういう話もあるらしいが。)
 ふたりはふたりの世界で生き、そこで完結している。だから邪魔をするなどもってのほかであり、お互いがお互いだけを見ているのならば、ほかの女のものになることもなく、それはそれで彼らに惹かれている女性たちにとっては平和な状態ともいえた。日本支部の若きエースは、憧れの対象でもあり、明文化はされていないが不可侵条約、抜け駆け禁止令が敷かれているようなものだったのだ。
 しかし、その条約をかいくぐるかのように、いや堂々と突き破って声をかけるものが、いる。そもそも彼女は、双子を取り巻く環境が、空気がそういったものになっていること自体に気がついていないようなタイプであった。

「いい気になってんじゃないわよ」

 若い女性事務員三人と女祓魔師ふたり、計五人に取り囲まれた和装の女性、杜山しえみ中二級祓魔師がその人物だ。話があるんだけど、と書類を提出しに行った際事務員に声をかけられ、のこのことついて行った先が人気のない中庭のすみ。建物の影になることが多いため日光が当たらず、どことなくじめっとした空気が流れている。こういう場所にはこの環境に適した植物が生え、明るい庭とは違う光景が見られるため、実際のところこの空気感を杜山は嫌いではなかった。土も植物も、彼女にとっては愛すべき対象である。
 地面と建物との間に生えた苔を眺め、あまりの立派さにほう、と感嘆の息を零していた彼女の耳へ、女性事務員の尖った声が届いた。

「昔から奥村くんたちと知り合いだかなんだか知らないけどね」
「ちょっと慣れ慣れしすぎるのよ。何、見せびらかしてるつもり?」
「有名人と仲がいい私、ってやつ? あんたは友達いないとなにもできないくせに」

 次々と繰り出される言葉の数々は悪意に満ちており、思わず彼女たちをまじまじと見てしまう。祓魔師もいるのだから、悪魔につかれているというわけではないと思うが、今は大丈夫でもこの言動を繰り返していればそのうちつけ込まれそうで怖いな、と杜山は思った。
 しかし取り囲んでいる相手がそんなことを考えているなど知りもしない女性たちは、「あーそうそう、神木出雲でしょ?」「あいつもちょっとあれよね」「お高く止まってる感じで」と口々に言葉を放っている。飛び出てきた友人の名前に、杜山は眉を顰め複雑そうな表情を浮かべた。
 そんな小さな変化をめざとく見つけたようで、女祓魔師が追い打ちをかけようと更に口を開く。

「神木の後ろにいつも隠れるようにしてるくせに、奥村兄弟には自分から寄っていくんだもんね」
「ほんと、ふたりとも侍らせちゃってさ。お姫さまにでもなったつもり?」

 重ねられる言葉を、杜山はただ黙って静かに聞いている。叩きつけられる言葉に傷ついているというよりは、ただただ悲しそうな表情だ。自分について悪く言われていることよりも、名前のあがった友人や、双子の悪魔のこと、さらには彼女を取り囲んでいる人物たちのことを心配してしまう、そんな優しさを持つ女性なのである。
 そのやりとりを聞いている第三者がいることを、おそらく彼女たちは気がついていないだろう。あいつら、と今にも窓から飛び出しそうな様子の双子の兄を、弟が押しとどめていた。
 中庭に面した建物の二階にある資料室に、双子の兄弟は所用があって訪れていたのである。正確にいえば用があったのは弟、雪男のほうであり燐は付き添いだ。雪男が本を探している間ぼんやりと中庭を眺めていたところで、友人の姿を発見したのである。タイミングがいいといえばいいのか、悪いといえばいいのか。何も自分たちの見ているところでやらなくとも、と状況を把握した雪男は思っていた。

「今僕らが出ていっても悪化するだけだよ」
「でもだって! しえみ、悪くねぇじゃん!」

 それはもちろん雪男だって分かっている。女性たちの言うことを聞いたところで、杜山に非があるようにはまるで聞こえない。ただの妬み、僻みである。
 嫉妬や僻み、妬みという感情は、心のあるものなら抱いても仕方のないものだろう。むしろそれらを知らない人間のほうがどこか欠陥でもあるのではないかと空恐ろしくなってしまう。僻むのはしょうがない、人間だから、心を持つから。

「だからといって、それを誰かにぶつけるのは違うけどね」

 静かに、どこか寂しそうにそう口にする雪男へ、「そりゃそうだ」と燐もまた眉間にしわを寄せて同意した。

「なんか、格好悪いよな、そういうの」

 年齢を重ね、昔よりいろいろな物事を知った燐ではあるが、それでも彼本来の性格なのか、物事をとてもシンプルに捕らえ、端的な言葉で表現する。言葉や思慮が足りないことも多いが、しかしそれはときに、とても的確に中心部分だけを捕らえることもあるのだ。

「そうだね、格好悪いよね」

 人道的に道徳的に倫理的に、言葉はいろいろと探すことはできるだろうし、そういう面も確かにあるが、しかし単純に、今の彼女たちはとても格好が悪い。己のそういった姿を許すことができるか、できないかは、各個人の心の持ちようではあるが、「俺はああいう風にはなりたくねぇな」と紡いだ燐へ、雪男も頷いて賛同した。

「……なあ、俺らに何がしてやれる?」

 今、言われない悪意をぶつけられている友人に、自分ができることはなんだろう。そばに立つ弟の服の裾を引っ張って尋ねる燐を見下ろし、雪男は目を細めて笑みを浮かべた。

「今まで通りでいいんじゃないかな」

 彼の心が優しいことを親しいものはみな理解してくれている。彼が今までと変わらず寄り添い、手を伸ばしてくれるのならば、それだけで疲れた心も元気になるというものだ。特別優しくしなくても、十分に優しいのだから、と。
 そうかぁ? と首を傾げている兄から目を逸らし、雪男は再び中庭へと視線を向けた。悪魔の耳は、人間のそれより多くのものを拾い上げる。だからこそ彼女たちの話し声も拾えてしまえるのだ。
 それに、と唇を撫でながら雪男は静かに呟いた。

「あのひとたちは勘違いしてる。しえみさんが侍らせてるのは僕らじゃない」
「侍らせてるって……」

 ほかに言い方があるだろうに、と燐が眉を顰める。彼女にそういうつもりはないことは分かっている。昔から雪男たち双子のことを心配し、心を砕いてくれている大切な友人だ。王子や騎士を気取るのは恥ずかしいものがあるが、彼女が困っているというのなら従者のようにそばにより、手助けすることに異存はない。
 けれど、彼女には雪男たちよりも早く、そして強固に彼女を守ろうと手を伸ばす存在がついている。講師であった雪男を含めた、彼女の塾生時代の同期生たちくらいしか知らないことではあるが、正直「それ」は双子の悪魔よりももっとたちの悪いものだ。
 お話はそれで終わりですか、と杜山がいつもより少し固い声で、彼女を取り囲むものたちへ放ったのが聞こえた。

「終わりならもう行ってもいいです? 友人と約束があるんです」

 彼女は強くなった。人見知りであがり症だった頃とは比べものにならないほど、しっかりと他人と話をすることができるようになっている。友達がほしい、と一生懸命頑張っていた時代があったからこそ、こうして背筋を伸ばしていられるのだろう。その姿はとても眩しく、美しい。

「しえみ、綺麗になったよなぁ」

 そう呟いた燐の言葉に、「そうだね」と雪男もまた頬を緩めて頷いた。
 しかし彼女の毅然とした態度は、呼び出した女性たちにはしゃくに障るものであったらしい。「はぁ!?」「何よその言い方!」と言葉がさらに荒くなっている。その上、「ふざけてんじゃないわよ」と叫んだひとりがその右手を振り上げた。

「ッ!」

 さすがに暴力は見過ごせない。窓を開けて声をかけようとした双子ではあったが、その瞬間まるでいることが分かっていたかのように顔を上げた杜山と視線があった。大丈夫、と柔らかな笑みを浮かべて燐たちの行動を制する。そんな彼女の肩に、小さな毛玉がひとつ、乗っていた。いつの間に現れたというのか、もしかしたら最初から彼女のそばにいたのかもしれない。その毛玉は拳大ほどの小動物、ハムスターだ。ひくひくと鼻を蠢かし、肩の上に立った毛玉が、小さな手を伸ばして杜山の周囲にいる人物たちを指す。

「殺しても、いいですか?」

 はっきりと紡がれた声はひとの言葉であり、そのハムスターがただの小動物ではないとすぐに分かるだろう。杜山は手騎士だ、彼女が使役する使い魔の一つだと、ふたりいる祓魔師は思ったかもしれない。しかし、祓魔師であるからこそさらに感じているはずだ。小さな小さなその動物が、ただの使い魔にはあるまじき気配を放っている、ということに。それはおいそれと物質界にあっても良いようなものではない。高位の手騎士が、複雑な陣を何重にも張って、さらに多大な犠牲を払った上で呼び出すことができるような、そんな雰囲気を持つ、悪魔。きっとこの悪魔がその気になれば、この場にいる五人など瞬時に命を落とす。そう気づき、祓魔師ふたりは顔を青ざめさせていた。
 悪魔の問いに杜山は柔らかな声で「だめです」と答える。

「私が『いいですよ』って答えると思って聞いてる?」

 眉を下げ、呆れたようにそう言う彼女の頬へ、ハムスターは無言のまますりすりと額をすり寄せた。杜山を心配すうるかのような仕草をしたあと、小さな生き物はその頭を周囲にいる人間たちへと向ける。ひぃ、と祓魔師ふたりが悲鳴をあげて後ずさった。

「ちょ、ちょっと、どうしたのよ」
「何よ、ただのハムスター、でしょう?」
「こいつ、手騎士なんだよね? 使い魔くらい……」

 祓魔師ではなくとも正十字騎士團に勤めているのならば、悪魔の存在をもちろん知っている。見えるものもなかにはいる。しかし戦いに身を置かないため、危険を察知する感覚は当然祓魔師ほど鋭くはないのだ。
 突然怯え始めたふたりの仲間を目にし、ほか三人も動揺しつつ疑問を口にする。けれどそれは「そんなレベルじゃないっ!」というヒステリックな叫びにかき消された。

「聞いてない、そんなっ、そんな使い魔……っ!」
「冗談じゃないわ、あたし、言われてついてきただけで、関係ないからねっ!」

 祓魔師であるならば、たとえ相手がどれほど強力な使い魔を従えていようとも、それによって危害を加えられるとは考えないものである。同じ祓魔師同士が悪魔を使って争うことは当然禁じられているからだ。一般的な、まっとうな考えを持つ祓魔師同士であるならば、そういった心配はまずしない。不必要なまでに怯えをみせるということはつまり、彼女たちに後ろ暗い部分があるということ。今自分たちがしていることが、決してひとに言えるようなことではない、と分かっていてやっているのだ。
 ばたばたと逃げ去ったふたりの祓魔師を追うように、残りの三人もその場を後にする。残されたのは静かにその場に佇む和装の祓魔師と、彼女に寄り添う小さなハムスター一匹、いや、ハムスターはいつの間にか緑色の髪を持つ人型の悪魔へと姿を変えていた。土気色の肌、目の下にはクマが浮かび、決して健康的とは言い難い。ひょろりと痩せた肢体、背丈は杜山より少しばかり高いくらいだろうか。兄の影響なのか悪魔の感性はもともとそうであるのか、ファッションが特徴的なのは昔から変わらないが、最近は少し落ち着いた、大人びた服を着ている、ような気がする。

「しえみは甘過ぎです」

 つまらなさそうな顔でそう言った彼は、爪の伸びた指で杜山の頬に触れた。
 その悪魔の名は、アマイモン。青焔魔に連なる八候王がひとり、地の王と呼ばれる虚無界における第七権力者。つまりはかなりどころではないレベルでの高位の悪魔である。本来ならただの人間が呼び出せる相手ではなく、また使い魔にするなどありえない存在。
 そんな悪魔へ、杜山は人間を相手にするときと変わらない、穏やかな笑みを向けた。

「大丈夫。ありがとう」

 あまり表に出るな、と兄である悪魔から念を押されているため、普段は姿を隠しているこの悪魔がハムスターという形を取ってでも杜山以外の人間の前に現れたその意味を、彼女は正確に理解している。今、人型を取っているその理由も。
 頬に添えられた悪魔の手に、杜山はそっと己の手を重ねた。小さく柔らかな手だ、と悪魔は思う。彼がその気になればすぐに捻りつぶせてしまえそうなほど、弱くもろい手と心。

「人間は悪意に弱い。敵意にも弱い。そして誘惑に弱い」

 甘く囁けばころりとこちらがわに落ちてくる。その様をアマイモンはもう数え切れないほど見てきた。一つ一つの事例は当然記憶に残っていないが、人間とはそういうものだ、という認識を抱くには十分すぎるほどの経験だ。もちろんそうでない人間もいる。しかしアマイモンにとってはそちらのほうがむしろ「例外」と呼ぶべき存在である。
 緩く頬を撫でている女性もまた少し寂しそうな顔をして、「そうね、ひとは影響を受けやすいから」と頷いた。
 杜山も知っているのだ、悪魔の言葉に耳を傾けてしまう人間がいることを。だからこそ、祓魔師という職に就く人間が必要になってくることを。
 でもね、と杜山はアマイモンの手をきゅうと握り笑ってみせる。

「それは逆も考えられると思うの。向けられるのは悪い感情だけじゃない、良い感情だってそう。好きだよって気持ち、ありがとうって気持ち、心配する気持ち、応援する気持ち、誰かにそう想ってもらえたら、今よりずっと強くなれる。心ってね、そういうものだと思うの」

 それは人間の心だけに限らない。悪魔にだって心がある。言葉を持ち、知性を持つものなら誰にでも、何かを思う「場所」があるのだから。

「私には友達がいる、仲間がいる」

 燐、雪ちゃん、出雲ちゃんに、今はちょっと離れてるけどのりちゃんも。勝呂くんに志摩くんに、三輪くん。霧隠先生たちや、支部長さん。
 ひとりひとりあげながら、彼女はちらりと頭を上げ、二階にある窓に向かって手を振った。心配そうに見守ってくれていた双子の悪魔がそれぞれ手を振り替えしてくれる。そう、大切な友達がいてくれるのだから、杜山はなにを言われても平気なのだ。

「それから、あなたも」

 もちろん、と言えばいいのか、当然と考えるべきなのか、あるいは驚くべきことに、と続けるべきなのか。地の王は誰ぞに呼び出されこの場にいるのではない。彼自身の意志で物質界に留まり、杜山の許可を得て彼女のそばにいる。
 いつもありがとう、と正面から紡がれる謝辞に、人間の心に疎い悪魔は眉間にしわを寄せて渋面を作った。

「ボクはなにもしてない。させてもらえてないです」

 杜山のそばにいると決めた、それは彼女をずっと見ていたいと思ったからだ。そんな女性を傷つけるものはアマイモンにとっては邪魔な存在でしかなく、問答無用で排除すべきだと思っている。けれどそれをしないのは兄悪魔より無駄な力は使うなと厳命されているためと、何より杜山に「お願い」されているからだ。ひとの社会に寄り添って生きるのならば、むやみに誰かを傷つけないでほしい、と。
 面白くなさそうな顔をするアマイモンへ、「でも、」と子どもに言い聞かせるような口調で杜山は言う。

「私を助けようと思ってくれたでしょう? それが嬉しいの」

 杜山の代わりに怒りを見せてくれること、心配してくれること、そして自分の気持ちを抑えて杜山の願いを聞いてくれていること、そのすべてを喜ばしく思わないはずがない。
 なにもしてなくても? と首を傾げる悪魔を前に、杜山はふふ、と笑いを零した。そこにある気持ち、向けられる気持ち、それらから生まれる感情はまだ彼には理解しにくいものなのかもしれない。どちらかといえば即物的で単純な思考をしているのだ。けれど、悪魔の生はかなり長いと聞く。その間、どれだけそばにいてくれるつもりなのかは分からないが、時間があるのだからゆっくりと物質界のことを、人間のことを、心や気持ちのことを知っていってくれたらいい。そう思う。
 それじゃあ、と杜山はアマイモンの手を握って口を開いた。

「私は今、悪口を言われてとても悲しいから、気晴らしがしたいの。あんみつを食べにいくのにつきあってくれる?」

 あなたが一緒に食べてくれたら私はとても元気になれる。
 そう告げる祓魔師へ、悪魔は「おやすいご用です」と口元を歪めて答えた。




ブラウザバックでお戻りください。
2016.07.19
















実は初期からあったアマしえ設定でした。

Pixivより。