「利き手はどちらですか?」 幻水1:1主セツナとルックの場合 「両利き」 「あ、俺も」 「君、今は天気で利き手変えてるだろ」 「そう。晴れたら右、それ以外は左」 「その前は曜日で変えてたね」 「結構頭使うんだよ、これ」 「何でそんなことをするのかが分からない」 「えー、なんとなく。理由はないよ、特に。ルックはあれだよね、箸は右、ペンは左とかじゃなくて適当だよね」 「その言い方は気に入らない」 「でも実際そうじゃん。手に取った方で、ってところあるっしょ?」 「いちいち持ち帰るのが面倒くさいだけだよ」 「ほら、やっぱり超適当じゃん」 ** 器用すぎる二人。 「利き手はどちらですか?」 幻水4:4主サイハとシグルドの場合 「俺は右ですね」 「おれも右だけど、左も使えるように練習中」 「そうなんですか?」 「うん、ほらおれ二刀だし、左でもある程度のダメージ負わせたいから」 「なるほど。でもその割にはあまり左手を使ってらっしゃるところ見てませんけど」 「一人のときこっそりやってる」 「それはどうしてですか?」 「だって、ぎこちないと見ててイライラするかなって。だから人には見せないようにしてる」 「うーん、確かにその通りかもしれないですけど、俺としてはちょっとさみしいですね」 「……そう?」 「ええ、サイハさまって結構さらっとなんでもなさるでしょう。ぎこちなくて、わたわたしてる姿も見てみたいです」 「シグルド、なんか、苛めっ子っぽい顔してる……」 ** シグルドさん、裏の顔がはみ出てます。 「利き手はどちらですか?」 幻水TK:TK団長レッシンとリウの場合 「オレ右」 「オレもー。脳への刺激になるらしいから左を使ったりもするけど、基本は右」 「リウ、そんなことしてんのか?」 「うん、ほら、オレの類まれない頭脳が衰えたら大変だろ? だから日々努力してるんデス」 「へぇ、すげぇな!」 「あ、いや、レッシン、そこはツッコんで。自分で言うな、ってツッコむとこだから」 「は? だってリウ、頭いいじゃん。つかリウの頭が悪くなったらオレが困る。うちの団の参謀なんだし」 「あ、はは……そりゃ、どーも。じゃあまあ、やっぱり衰えないように頑張らせていただきますよ」 「リウばっかり頑張るってのもなんかおかしいな。オレも頑張るぞ」 「お、じゃあ頑張って書類とか読んでくれちゃったりすんの?」 「そりゃ無理だ」 「……全っ然頑張る気、ないですよねー……」 ** たぶん体力的な方向で頑張ってくれるんだと思うよ。 「利き手はどちらですか?」 幻水TK:マリカとジェイルの場合 「あたし左利きー」 「オレは右。マリカは昔から左だったよな」 「うん、気づいたら左使ってたし、お父さんには直せって言われたんだけどね」 「難しいだろ、直すのは」 「そう、頑張って右を使ってみたんだけど上手く出来なくて、イライラして結局わーって放り投げちゃう」 「ものすごく具体的に想像できる光景だな」 「どういう意味よ、それ」 「それであれだろ、シスカさんあたりに宥められて、左でいいか、とか思うんだろ?」 「…………その通りなのがムカつく」 ** マリカ、左利きなんだよね。 ブラウザバックでお戻りください。 2011.03.07
坊の利き手の法則を探すのがルックの一つの娯楽になっているとか、いないとか。 |