「恋人の浮気を発見!」 幻水1:1主セツナとルックの場合 「とりあえず相手を始末したのち、俺以外を見ないように周囲を固めていく。なんならそれっぽいの全員食っちゃってもいいし?」 「半分くらい本気なのが怖いよね、君の場合」 「何言ってんの、ルック。半分じゃなくて、百パー、マジだよ。真剣と書いてマジと読む部類の本気度だね」 「なおさら悪いよ」 「ルックは? 俺が浮気したらどうする?」 「……とりあえず全力で切り裂き」 「それはどっちに対して?」 「もちろん君に」 「ああ、やっぱり」 「当たり前だろ、散々僕のことを好きにしといて、何今更別の人間に走ってんの? 許せるわけがない」 「わー、すっごい熱烈なアイの告白」 「君には負けるよ」 ** 仲がいいのか悪いのか。 幻水4:4主サイハとシグルドの場合 「おれのこと、嫌いになった?」 「ええと、サイハさま、とりあえずこれ、たとえば、の話ですから」 「うん、分かってる。だから、そう聞くかなって」 「ああ、そうですね。俺もそう……できたらいいですね」 「できたらいい、って、できないかもしれないの?」 「その時に冷静でいられる自信はないので」 「……ごめん、シグルド。ちょっと嬉しいかも、って思った」 ** ほのぼの担当カップル。 幻水:2主コクウと5王子マドカの場合 「……数があまっちゃったから僕らでごまかそうってことですね」 「コクウくん、あまりそういう裏事情は言わない方がいいんじゃないんですか?」 「いいんですよ、別に。今回はセツナさんいないし! あーすがすがしい!」 「コクウくんは本当にセツナくんが好きなんですね」 「…………マドカ王子、鳥肌の立つようなこと、言わないでください。ていうか、セツナさんのことはどうでもいいんですよ。お題お題」 「恋人の浮気、ですか……。恋人がいたことがないのでピンとこないですね」 「ぶっちゃけ僕もなんですよね。浮気って言われてもなぁ。それって結局、自分に魅力がなくなったってことじゃないの?」 「あー、なるほど。自分に魅力があれば相手も浮気はしないってことですね」 「そうそう。されないように引きとめたらいいんですよ、相手を」 「どうやって引きとめたらいいんでしょう」 「えー、たまに我儘になってみたりとか? 逆に甘えてみたりとか。ツンデレって今流行りだし」 「ツンデレ?」 「そうですよ、王子、時代は今ツンデレなんです。ツンツンデレツン、デレツンツンの割合ですよ!」 「割合まであるんですか? 難しいですね」 「ちなみにうちの軍師の場合はツンツンツンデレ、ツンツンデレって感じです」 ** 「じゃあルックはツンツンツンツン、デレツンツン?」 「…………こっちにまで来ないでくださいよ、セツナさん。つか、ルック、デレの割合、少なすぎ」 幻水TK:主人公レッシンとリウの場合 「浮気? リウが? するわけねえじゃん」 「いや、もししたらって話でしょ、これ」 「えー? うーん……やっぱりしねえよ、リウは」 「だからそう仮定しろってことだってば。つかさ、それってオレが信用されてるってことなの? それともオレには無理だって思われてることなの?」 「両方」 「即答!?」 「だってリウ、オレのこと好きじゃん」 「…………いや、まあ、なんつーか、レッシンらしい言葉ですね、はい……」 「んじゃあ、リウは? オレが浮気したらどうすんだ?」 「えー、っと、オレ、には、そゆの、止める権利は、ないっていうか……」 「止めねえの?」 「や、だって、レッシンは浮気できないタイプじゃん。その時はそれ、浮気じゃなくて本気だろうし、だったらオレが口出すの、おかしいし」 「なんで? おかしくねぇだろ。ていうか、口出せよ、そういうときは」 「えー……」 「いいから、文句言え!」 「つーかさ、これ、浮気を発見したときの話なんだからさ、レッシン、そういう予定、あるの……?」 「ねぇな。……じゃあいいか」 ** リウは基本的にマイナス思考。 幻水TK:マリカとジェイルの場合 「浮気、ねぇ。彼氏、いないから想像になっちゃうけど、怒るかな、やっぱり」 「普通はそうだろうな」 「怒って何で、って問い詰める。下手したら手が出るね」 「手加減はしてやれ。マリカが怒ったら本気で怖いから」 「ジェイルも怒ったら怖いじゃん。いつも以上に無口になっちゃってさ」 「そうか?」 「そうよ。でもこれはヤバいと思って慌てて謝ったら、あんたけろりとしててさ。拍子ぬけしたもん。結局あたしたちって怒りが長続きしないのよね」 「怒るってのも案外疲れるからな」 「そうよね、笑ってた方がいいもんね。で、ジェイルは? 彼女が浮気してたの見たらどうすんの?」 「……まあ、理由を聞くだろうな」 「理由聞くだけ?」 「やったことは取り消せないし、あれこれ言っても仕方ないだろ」 「許してあげるってこと?」 「いや。オレのどこが悪かったのかを聞いておけば、次に気をつけられるから」 「……じゃあ浮気しちゃったその彼女はどうすんの?」 「別れる」 「うん、あんまり人のことは言えないけど、ジェイルも容赦ないよね、ほんと」 ** ジェイマリにしたらまた会話が変わりそうね。 ブラウザバックでお戻りください。 2009.05.05
まだジェイマリじゃなかった頃。 |