「白ご飯に牛乳。あり派? なし派?」


 幻水1:1主セツナとルックの場合


「牛乳も白米も嫌いだからなし」
「俺もなしな方だけど、ルッくん好き嫌い多過ぎ。もっとバランスよく食べないとそのうち倒れるぞ」
「余計なお世話。ていうか、君も牛乳嫌いだろ」
「……あれ? バレてた?」
「僕と同じくらいに好き嫌いあるくせに、人前だと平気な顔して食べるよね。あれは何? 格好つけたいだけ?」
「あー、いや、ていうか、ほら、テーブルマナーとかいろいろ厳しい家だった、し」
「ああ、食べないって選択肢がないのか」
「うん、まあそういうこと。つか、俺、そんなに嫌な顔、してた?」
「僕に分かる程度には」
「……つーことは、きっとルック以外には分からない、ってことだな」
「かもしれないね」


**


偏食家の二人。






「白ご飯に牛乳。あり派? なし派?」


 幻水4:4主サイハとシグルドの場合


「どっちも美味しいよね」
「ですよね」
「ゆっくり食べたら後味とか、なくなるしね」
「一緒に食べようとするから、混ざって変な味になるんでしょうね」
「味が混ざって嫌なら、ご飯と牛乳の間に何か挟めばいいんだよ」
「口直し的な?」
「そうそう。牛乳飲んで、口直しにおかず食べて、ご飯食べる」
「そのおかずと牛乳の相性が悪かったら?」
「うーん……じゃあ、お茶でも飲む?」
「それはいい考えですけど、でもそれだと飲みものだけで腹が膨れそうですね」
「だね」


**


打って変って、何でも食う二人。






「白ご飯に牛乳。あり派? なし派?」


 幻水TK:TK団長レッシンとリウの場合


「は? どういうこと? ありもなしも、出てきたら食うだろ」
「あー、うん、そうですよねー、レッシンはそんな感じ。食い合わせとか、どうでもいいんだよな、食いもんが食えるように出てくれば」
「なんだよ、なんか腹立つ言い方だな」
「いやいや、別に? 他意はないですよ? あ、ちなみにオレはあり派ね。けっこう合うと思うけどな、あれ。そう言ったらジェイルにどん引きされたことあるけど」
「だから、合う合わないってなんだよ」
「美味しいか美味しくないかってこと」
「……牛乳も白飯も美味いぞ?」
「うん、だからレッシンはあり派ってこと」
「ふぅん、そっか」


**


リウは変な好みがありそう。






「白ご飯に牛乳。あり派? なし派?」


 幻水TK:マリカとジェイルの場合


「オレはないな。白飯にはお茶だろ」
「あはは、そう言うと思った! ジェイルって基本に忠実よね」
「どういう意味だ?」
「この組み合わせって決めたらそれ以外なし、みたいな? 冒険はしないタイプ」
「……お前らが冒険しすぎるだけだと思うがな」
「お前らって、あたしも入ってる?」
「当然」
「うっわ、むかつく。なに即答してんのよ」
「で、マリカはどっちだ?」
「あたし? うーん、ありかなぁ。おかしくはないと思うけど」
「そうか?」
「だって、チャーハンをおかずに白いご飯を食べるよりマシじゃない?」
「……比べる対象が間違ってるだろ、それは」


**


チャーハンをおかずに白米食べて、牛乳飲んだら完璧アウトってことですね。




ブラウザバックでお戻りください。
2011.02.16
















このデータ間違えて消去してまして、サルベージすんのが大変でした。