「もし目の前で仲間たちが崖から落ちそうになってたら誰から助けますか?」 圭一と悟史の場合 「みんな一度には困るなぁ。悟史は自力で上がってこれそうだから、沙都子は悟史に任せる。そうなると梨花ちゃんかなぁ。それか羽入」 「でも羽入ちゃんって自分で登ってきそうな感じがしない?」 「あー、するする。なんか人間離れしてるイメージあるよな。そうすると梨花ちゃんは羽入が助けてくれそうだな。残るは年長組かぁ。みんな自力で登ってこれそうなんだよなぁ。距離的に一番近い奴、かもしれない」 「まあ圭一の場合は深く考えないだろうねぇ」 「なんだよ、それ。じゃあ悟史はどうなんだよ。誰から助ける?」 「沙都子と圭一」 「……ちょっと待て。沙都子は分かる。分かるが何で俺?」 「だって圭一、もやしっ子だし」 「それ昔の話だから!」 ** 基本的に自分の感情に素直な悟史。 「互いに相手を褒め倒してください」 圭一と悟史の場合 「圭一のすごいところはね、何でも自分基準で考えちゃうところ」 「……それってすごいこと? ものすごく俺が自己中ってことじゃねぇの?」 「違う違う、相手と同調するっていうのかな。たとえば誰かが傷ついてるとするよね、圭一はその傷を自分のものとして一緒に悲しむんだよ。普通は慰めるだけでしょ。一緒に痛がるなんてできないと僕は思うよ」 「そうかなぁ? そんなことをしてるつもりはないけど」 「うん、無意識っていうか、性格でしょ、これは。悲しんだり慰めたりするだけじゃなくて、さらにその先に進もうとする強さも圭一のすごいところだよね」 「俺が強いかどうかは分かんないけど、進もうとできるのはみんながいるからだぞ。仲間がいるから、一緒に頑張っていける。俺一人だったらきっとこの場にうずくまって泣いてたかもな」 「それはそれで可愛いだろうから見てみたい気もするけど」 「可愛くねぇって。ええと、悟史のすごいところだろ。意志の強さかな。一見弱々しく見えるけど、こうと決めたら引かないところ。なんか、沙都子と悟史見てたらやっぱり兄妹だなぁ、って思うよ。あ、妹想いなところもすごい。俺兄弟がいないから羨ましい」 「僕でよければいつでもお兄ちゃんって呼んでくれて構わないよ?」 「馬鹿野郎! 俺は可愛い妹が欲しいんだっ! ふりふりのワンピース着せて、服の裾引きながら上目遣いで『おにいたん』! カンペキだッ!」 「…………ふぅん」 「………………悟史、腕、痛い……」 「だって逃げようとするから。圭一が悪いんだよ?」 ** 悟史も変態だけど圭一も変態です。 「もし願い事が一つだけ叶うとしたら何を願いますか?」 圭一と悟史の場合 「ひ……」 「ひ?」 「『ひデブP』に悟史を出してください……」 「圭一、メタとオブジェクトがごっちゃになってるよ」 「いや、だって羽入が出るのに悟史が出ないなんて詐欺だ!」 「ていうか、あれ、もともとのゲームから僕、出てないみたいだしね。それを知った上で買ったんじゃないの?」 「勾玉が欲しかったんだよぉ」 「フワラズの白い方だっけ」 「DSの特典で赤がついてくるってのも詐欺だ! どっちも買うしかないじゃないか!」 「そろえたんだ、フワラズ」 「当たり前だろ! セットじゃないとダメなんだよ、あれ!」 「……誰かに、使うつもり?」 「へ? いや別に、使う、とかじゃなくて……さ、悟史くん? 聞いてる?」 ** 『ひデブP』=『ひぐらしデイブレイクポータブル』 「お風呂に入る時に、どこから洗いますか?」 圭一と悟史の場合 「んー、特に意識したことないしなー。どこからだろ。悟史、お前はどこから?」 「僕は足かなぁ。絶対とは言えないけど、下から洗っていくことが多い気がする」 「そっか、俺はどこだろうなぁ」 「圭一は胸だよ、胸」 「はぁ? 胸って女じゃないんだから」 「うんでも、最近はずっと胸から洗ってると思うよ?」 「……そうだっけ?」 「うん、だって、僕が圭一を洗ってあげるときはまず胸からだから」 「――――ッ!」 ** 開発中。 「恋人の浮気を発見!」 圭一と悟史の場合 「…………圭一、浮気したの?」 「してないしてないしてないしてない! 悟史、落ち着け、仮定の話だ、仮定のっ! 目が座ってるぞ、お前っ!」 「浮気、したの?」 「だから、してないって! できるわけないって!」 「……ほんとに?」 「信じろよ! 俺が悟史以外とどうこうなるわけねぇだろ!」 「………………良かった。びっくりしちゃった、いきなりそんなこと言うから」 「いや、お題だから仕方ないだろ」 「お題でも嫌だな、こういう話題。圭一だって嫌でしょ? 僕が浮気したら、とか」 「………………嫌っていうか、ムリ」 ** 互いにヤンデレ。 ブラウザバックでお戻りください。 2009.05.05
お題でしか出番のないひぐらし組。 |