「今年の目標を一言で」


 幻水1:1主セツナとルックの場合


「泣かない」
「相手にしない」
「………………な、泣かない、俺は泣かないからねっ」
「……別に君を、って言ってないけど、僕」


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一つ前の小ネタで思いっきり泣いてましたがな、坊さま。






「今年の目標を一言で」


 幻水4:4主サイハとシグルドの場合


「水周りの掃除を頑張る」
「…………すみません、サイハさま、どこから突っ込んだらいいのか……」
「だって放っておいたら大変なんだよ? 年末の大掃除大変だったから、今年はこまめにしとこうと思って」
「はあ……」
「やっぱり見えるところだけやってるんじゃだめだね。ちょこっとずつでも繰り返しやってくことの大切さが身にしみて分かったよ」
「……サイハさまがここまで夢中になって話をされるの、掃除のことだけですよね」
「……え、おれ、変?」
「いいえ、きっと良い奥さんになれると思います」
「おくさん……」
「じゃあ今年の俺の目標は、可愛い奥さんを養う、にしておきましょうか」


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職業、海賊。






「今年の目標を一言で」


 幻水TK:TK団長レッシンとリウの場合


「体力をつける」
「背を伸ばす」
「レッシン、それは努力してどうにかなる問題じゃねーだろ」
「いいんだよ、それでどうにもならなかったら諦めもつく。とりあえずリウの身長を抜かす!」
「おー、がんばれー。っつか、オレも伸びてるっつーことを忘れんなよー」
「縮め!」
「無理」


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「まあ別に背が低くてもリウを押したおせりゃいいんだけどな」






「生まれ変わるとしたら何になりたいですか」


 幻水1:1主セツナとルックの場合


「俺、金属がいいなぁ。白金とかマンガンとかコバルトとかニッケルとかガリウムとかの金属」
「全部レアメタルじゃないか」
「この俺が金属に生まれ変わってベースメタルになるとでも?」
「…………」
「……見ました、みなさん。今のすっごい冷めた目。『ばかじゃないの』っていう目。堪りませんね!」
「ドM」
「否定はしない。で、ルッくんは?」
「僕は生まれ変わらない」
「……またきたよ、質問の全否定」
「単なる捻くれた解答、ってだけでもない。そもそも不可能。生まれ変われないんだよ」


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坊さまはルックが何者かをまだ知らない。






「生まれ変わるとしたら何になりたいですか」


 幻水4:4主サイハとシグルドの場合


「おまんじゅう」
「…………」
「やっぱり好きなものになりたい、よね?」
「…………ええ、そうですね」
「だから、おまんじゅう。できたら、肉まんとか、おかず系のおまんじゅうがいいなぁ」
「……餡子とかじゃなくて?」
「だってシグルド、あんまり食べないじゃない、そういうの」
「えっと、俺が食べることが前提ですか」
「うん。好きなものになって好きな人に食べられたら幸せだよね、って」
「…………わざわざまんじゅうになっていただかなくても、今でも十分美味しくいただいてますよ?」


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しかも無くならないので何度でも味わえます。






「生まれ変わるとしたら何になりたいですか」


 幻水TK:TK団長レッシンとリウの場合


「生まれ変わりかぁ……考えたこともねぇな」
「そもそもレッシンは自分が死ぬことをあんまり想定してねーだろ」
「そうでもねぇよ? 喧嘩行くときは大抵死ぬつもりで行ってる」
「……え」
「一応大将だからな。死んじゃまずいってのは分かってるけど、だからってひとりで安全なところにいるのも違うだろ。命賭けてるからこそでけぇ口も叩けるんだ」
「へぇ……」
「だからって簡単に死ぬつもりもねぇから、生まれ変わりとか考えたことない」
「ははっ、レッシンらしい。オレはそーだなー、まあ、ちょこっとだけ考えるなら、出来たら人間がいいな、くらいだな」
「そんなにスクライブが嫌なのか?」
「っていうか、シトロに生まれてレッシンたちと一緒にずっと遊べてたら楽しそうだったなって」
「……リウ」
「んな顔すんなって。そうじゃないからこそ、こうして一緒にいられるんだってのもちゃんと分かってっから」


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たまにはごく普通の会話を。




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2014.06.03
















天然で斜め上な4様を書くのは楽しいです。