「脱いでください」


 圭一と悟史の場合


「断固拒否する」
「えー圭一のストリップショーが見れると思ったのに」
「何そのおっさんくさい発想。つか今さら裸見て楽しいか?」
「バカだな、圭一は。ストリップって裸を見ることだけが目的じゃないんだよ」
「じゃあ何が目的なんだ?」
「見えそうで見えないギリギリ感、恥らいながらも脱いでいくその表情、そういうのを楽しむんだ」
「……まるで、見たことがあるかのような言い方だな」
「あれ? 何、妬いてくれてるの?」
「違ぇよっ!」
「はは、圭一ってば可愛いなぁ。今度ストリップショーごっこ、しようか」
「はぁ!?」
「いいな、それ。魅音か詩音に頼んで衣装用意してもらって」
「ちょっ、ちょっと待て、悟史、落ち着け」
「ローター突っ込んでやってもらってもいいかなー、途中でスイッチ入れたりしてね、『どうしたの、脱がないの』なんて言って」
「はいストップ! マジでここまで! ここ、表ッ!」


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悟史さんこちらへどうぞ → 裏






「お気に入りの場所を教えてください」


 圭一と悟史の場合


「あー、俺は学校かな。放課後の教室」
「僕も放課後の教室は好きだな。授業中とは違う緊張感があるよね」
「そうそう、気を抜いたら何されるか分かったもんじゃねぇしな」
「……この間ちょっと居眠りしてたら、頭にリボン、つけられた」
「お前気づかずそのまま帰ってたよな」
「圭一が僕見てなんかにやにやしてるなぁ、とは思ってたんだよね。ようやくデレ期に入ったのかなとか思ってたのに」
「……なんだ、そのデレ期って。つか、俺別にツンデレってわけじゃねぇぞ」
「嘘だぁ。僕が何かしようとすればいつも嫌がるじゃないか」
「ッ、あれはツンってわけじゃねぇ、本気で嫌がってんだ! 悟史は時と場合をもうちょっと考えろ!」


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学校と外はマジ勘弁!






「空からパンツが降ってきました」


 圭一と悟史の場合


「だっだだだだだれのっ、パンツッ!?」
「…………園崎家現当主お魎さん」
「えっ!?」
「あるいはフリーのむきむきカメラマン」
「えぇー……つまんねぇ……もうちょっとこう、なんだ、イチゴ柄的なパンツは降ってこねぇの?」
「…………どっちもイチゴ柄パンツを愛用」
「………………」
「…………脱いだらすごいんです」
「………………悟史、なんか機嫌悪い?」
「…………そうでもないよ」
「いや、すっげぇ不機嫌そうですけど」
「…………別に、圭一が僕以外のひとの下着に過剰に興味を示すのが殺してやりたいくらい気に入らないとか、そういうわけじゃないから」
「…………ええと、とりあえずごめん」
「圭一の脱ぎたてパンツをくれたら許してあげる」


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今すぐここで。






「最中に言われて一番ぐっときた言葉」


 圭一と悟史の場合


「そうだなぁ……『僕のけつ×××を犯し、」
「わぁあああああっ」
「後は、『おち××ぐちゅぐちゅに、」
「ちょっとぉおおっ」
「『お××ぽみる×飲ませて、」
「さとしぃいいいいいっ!?」
「もう、圭一さっきからうるさい。折角答えてるのに。ふざけてるの?」
「それはこっちのセリフだっ!! なんつーこと言ってんだ、お前はっ!!」
「え、だってぐっときた言葉でしょ?」
「ほかにっ! もっとほかにっ! なにかっ! ねぇのっ!?」
「ないよ」
「…………え」
「うん、だから、ない」


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淫語オンリー。






「今年の目標を一言で」


 圭一と悟史の場合


「「L5らない」」
「…………まあ、とりあえず正気あっての話だよな、俺らは」
「だよね。一歩踏み外したらL5まっしぐらっていうのがね」
「そうじゃない状態で悟史と普通に会ってたらな、とかちょっと思うけどな」
「…………それでも圭一を好きになってたと思うよ、僕は」
「悟史……」
「閉じ込めて一生僕しか見ないようにしたいくらいには」
「ん、分かった。お前のそれはL5じゃなくて、単なる性癖だ」


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悟った圭一。




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2014.06.03
















このふたりのせいでドSとドMを書くのが楽しいと気づいたのかもしれない。