「生まれ変わるとしたら何になりたいですか」


 圭一と悟史の場合


「かんごふさん」
「…………圭一、目が本気だよ」
「割と本気で言ってる」
「なんでまた」
「だって良いじゃん、ナース服」
「メイド服はどうしたの」
「メイドも良い。けどぶっちゃけ本物のメイドを俺は見たことがない」
「ああ、確かに看護婦なら現実にいるもんね」
「仕事が仕事だから清潔感溢れる衣装だよな、ナース服」
「でも圭一、看護婦になるってことは自分が着るってことだよ」
「背に腹は代えられまい。至近距離で思う存分はあはあする代償としては安いもんだ」
「分かりやすい変態だよね、圭一って」
「否定はしねぇが、悟史には言われたくない」


**


悟史はどちらかというと「分かりやすいヤンデレ」。






「プロポーズの言葉」


 圭一と悟史の場合


「プロポーズかぁ……やっぱこう、場所とか完璧に設定して盛り上げて言った方がいいのか?」
「女の子はその方が嬉しいかもしれないね。圭一は? どんなのが嬉しい?」
「は? 俺男だぞ? 言われるんじゃなくて言う側だろ」
「じゃあ言ってみて?」
「えー……あー……や、やっぱ、あれか、オーソドックスに、結婚してください、とか……」
「ストレートで圭一らしいね」
「つか、悟史はどうなんだよ、なんて言うんだ?」
「僕? 僕だったら、一生僕だけを見ていてください、かな」
「熱烈だけど、お前が言うとなんか怖いな」
「…………そう?」


**


言葉のとおりそのままのことを要求しますから。






「一日だけ神様になれるとしたら何の神様になりますか」


 圭一と悟史の場合


「主神でいいよ、僕」
「『でいい』って言うあたりが悟史だよな……」
「圭一は?」
「俺? 俺はそりゃ、あれだろ、『萌えの伝道師』であるからには萌えの神様になるしかないだろ!」
「…………僕知ってる。メイド服を着て自らが萌えを体現している素晴らしい神様だよね」
「…………は?」
「猫耳カチューシャつけて、ニーソックスと絶対領域も完璧なメイドさんなんだよね?」
「……へ?」
「ほら、なりなよ、圭一」
「あ、いや、さ、悟史、どっからこのメイド服……?」
「なれ」
「………………はい……」


**


生着替えタイム突入。






「注文していたものと違うものが出てきました」


 圭一と悟史の場合


「え、普通に違います、って言うけど」
「圭一はそういうのあっさり言うよね。魅音と同じタイプ」
「……それは空気が読めてないって言いたいのか」
「そう聞こえた?」
「……まあいいけど。悟史はどうする?」
「僕はほら、『違うよね?』って」
「…………」
「『頼んでないよね?』って」
「…………なんだろうな、たぶん世に言う『さわやかスマイル』なんだろうけど、こう、どす黒い何かが俺には見える」
「眼科行けば?」


**


『違うよね?』『頼んでないよね?』=『さっさと交換しろ。』






「お祭りに来ました。まず何をしますか?」


 圭一と悟史の場合


「適当になんか食いながらまずは射的で勝負だろ!」
「着崩れた浴衣のすそからちらちら見えるだろう、圭一の乳首や太ももを視姦する」
「あ、あとは、あれだ、金魚すくい勝負っ!」
「人ごみに紛れて痴漢プレイを試みてみる」
「くじ引きで運試し、とか……!」
「最終的には人気のないところに連れ込んで青姦」
「…………」
「…………」
「……悟史くん、ちょっと、お話、しようか」


**


歪みない悟史。




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2014.06.03
















最近小説版のひぐらしを皆殺し編まで読みました。