エイトくんと薬草園 「うっひゃっひゃっひゃ、滑る滑る!」 「……絶対こうなると思った」 「オークニスの村長さんの家の周りから引き離すの、大変だったのに」 氷でできた橋のようなものは、崩れる心配はなさそうだったが表面がつるりと磨かれており、なかなか移動の難しいものだった。ククールとゼシカは思い通りに進めないことにいらだっているというのに、リーダである少年はひとり楽しそうだ。全力で楽しそうだ。腹立たしいほど、楽しそうにヘッドスライディングをかましている。 「そのまま落ちて頭打って死なねぇかな、あのバカ」 「……死なれたら困るわよ。せめて意識混濁くらいでいいわ」 「どっちもまずいでがすよ……」 ブラウザバックでお戻りください。 2016.07.19
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